ローマで味わう切り売りピザとアーティチョーク

ローマには美味しいものがたくさんありますが、今回はローマ風切り売りピザとアーティチョークに絞って食べ歩きました♪ローマには多くの名物料理がありますが、今回はその中でも日常的に親しまれている切り売りピザと、アーティチョークに焦点をあてて食べ歩きました。観光地としての華やかさとは別に、街の生活に根づいた食文化に触れることができた滞在でした♪

ローマ名物切り売りピザ

ローマの切り売りピザは、20世紀半ばに広まった街角で気軽に買えるピザです。大きな長方形の生地を鉄板で焼き、注文時に希望の大きさを切り分け、その場で切り分けてもらえます。量り売り形式で、1kg当たり値段が書いてあるお店が多いです。

日本でよく知られる、耳が厚めでもっちもちのナポリ風ピザや、薄くパリッと焼かれた丸いローマ風ピザとも異なり、切り売りピザはフォカッチャを薄くしたような生地で、外側はカリッと香ばしく内側は水分と弾力が残るのが特徴です。

歩きながらも食べやすく、ローマっ子の日常食として定着しています♪

今回は3店を訪れました。

Forno Campo de’ Fiori

イタリア人の友人からおすすめされて訪問しました。カンポ・デ・フィオーリ広場に面した、地元でも古くから知られるベーカリーです。

Forno Campo de' Fiori Roma
Screenshot

価格は比較的手頃で、特にキノコを乗せたオイルベースのピザが絶品でした。観光の途中に立ち寄りやすい場所にあり、買って外の広場で食べるのが気持ちいいですね。

Eroi Della Pizza

宿泊したアパートのオーナーにすすめられて訪れました。地元客と観光客半々という感じで、定番の味から創作系まで種類は豊富で、価格帯は今回紹介している3店の中では中間にあたります。

ポルケッタ(豚肉にハーブやにんにく、塩などをすり込み、丸ごとまたは大きなブロックのまま低温でじっくり焼いた料理)と薄くスライスしたじゃがいもを挟んだピザはサンドイッチに近い形で、1ピースでも満足感がありました★

Porchetta pizza
Eroi Della Pizza

並んでいる間、日本語を勉強しているというローマっ子から話しかけられ、ここは良い選択だと話してくれ、彼女のおすすめメニューを聞くこともできました。短期間の滞在でもこのように少しでもローカルの方とコミュニケーションができて嬉しかったです。

Eroi Della Pizza atomosphere
Eroi Della Pizza showcase

Bonci Pizzarium

バチカン市国近くにある超有名店です。

Netflix「Chef’s Table: Pizza」第2話のGabriele Bonciの店として取り上げられています。

Watch Chef's Table: Pizza | Netflix Official Site
Dig into the best pizzas from around the world, prepared by renowned chefs who bake passion, creativity and hard work in...

生地は天然酵母の旨味と全粒粉の味の濃さ、長時間発酵のもちもちを感じ絶品。具材は季節に応じて変わりますが、筆者が行ったときにはあまり惹かれるものがなく、定番のものを購入。結構いいお値段するので買い過ぎにはお気をつけください笑

BONCI pizza

また、営業時間終了間近に行くと種類が少ないので、早めに行くことをお勧めします。並んでいることが多いですが、整理券制でわかりやすいオペレーションです。

BONCI shop

ローマのアーティチョークを語る

アーティチョークとは地中海沿岸を主な産地とする食材で、イタリア、フランス、スペインなどの南ヨーロッパで日常的に見かける野菜です。キク科植物のつぼみを食用とする野菜で、ガクの柔らかい部分とと中心部(ハート)を蒸す、煮る、焼く、揚げるなどさまざまな調理法で食べます。

独特の形と深い緑の色味が見た目みもとても美しく、日本は栽培に適した気候ではなくなかなか手に入らないため、ヨーロッパ滞在時には必ず食べたい食材の一つです。

ローマには、このアーティチョークを使った代表的な料理が二つあります。

ローマ風アーティチョーク(Carciofi alla Romana)

アーティチョークをレモン水で下処理した後、にんにくとオリーブオイルと少量の水で蒸し煮にした料理です。柔らかく仕上がり、アーティチョーク本来の甘みと香草の香りが穏やかに立つのが特徴です。

今回はAlfredo e Adaというお店でローマ風アーティチョークをいただきました。

8年前に訪れた際と比べると、観光客向けの雰囲気が強くなった印象は否めませんが、ローマ風アーティチョークはもちろんのこと、アルデンテで仕上げたカルボナーラも美味しかったです。

ユダヤ風アーティチョーク(Carciofi alla Giudia)

ローマのユダヤ人街は、テヴェレ川沿いの小さな地区で、16世紀にユダヤ人が居住を強制されたことに始まります。19世紀後半に制度としてのゲットーは廃止されましたが、今もユダヤ料理店やパン屋、会堂が並び、独自の文化が受け継がれています。ユダヤ風アーティチョーク(Carciofi alla Giudia)は、この地区で生まれた代表的な料理です。

下処理したアーティチョークを油で二度揚げします。外側はカリカリに、内側は柔らかくほっくりと仕上がり、花が開いたような形になるのが特徴です。塩のみで味わうことが多く、食感と香ばしさが際立ちます。

ユダヤ風アーティチョークを食すのは初めてだったので、Google mapでCarciofi alla Giudiaと検索し、お目当てのメニューが一番美味しそうだったPiperno Restaurantというコーシャレストランを予約しました。

Artichoke3

初秋のテラス席で昼から白ワインと共にいただく人生初のユダヤ風アーティチョークは揚げたてのガクのぱりぱりとした食感と、ハートのジューシーかつほっくりとした優しさの対比が印象的で、次にローマを訪れる機会があればまたこのお店に来たいと思いました。美しすぎるのでもう一枚。。。

Artichoke1

これまでにローマを3回訪れているにもかかわらず、ユダヤ風アーティチョークの存在を知らずに過ごしていたことが、今となっては少し悔しく感じられます。

まとめ

切り売りピザとアーティチョーク料理は、ローマで暮らす人の日常にとても近い食べものです。旅先ではつい観光名所を中心に回りがちですが、街の中で当たり前に食べられているものに触れると、その土地の時間の流れや空気に少しだけ寄り添えるように感じます。

ローマを訪れる機会があれば、観光とあわせて街角のピザ屋やアーティチョーク料理にもぜひ目を向けてみてください♪

コメント