ボルドーというと世界的なワイン産地という印象がまず浮かびますが、実際に訪れて街の空気や人の営みに触れることで、そのイメージはより立体的なものになりました。
今回は、ワイナリー訪問を中心に、あわせて街で楽しんだ料理や、移動手段をも含めてまとめています。ボルドーを初めて訪れる方にも、次の旅程を考えている方にも役に立つよう体験ベースで整理しました。
ボルドーのワイナリー訪問
ツアーかプライベートか
五大シャトーのいずれかには訪れたいという思いと、味の好みはメドックよりポムロールという条件があったため、それらを効率よく回れるプランを探しました。ただ、その希望に合うグループツアーは見つからず、最終的にプライベートツアーを選択しました。英語・日本語を含めて3社から見積もりを取り、1日の料金は2025年時点でおおよそ490〜590€。やり取りの内容から大きな差は感じなかったため、最も手頃な価格だった日本人ガイドのプライベートツアーに決めました。
なお、ボルドー発のワイナリーツアーはグループツアーの選択肢が豊富なので、特定のシャトーへの強い希望がない場合は、手頃なグループツアーから検討するのが良いかと思います。
訪問ワイナリー1つ目:ポムロール Château La Croix de Gay
家族経営の由緒あるワイナリーをツアーガイドに予約いただき訪問。
訪問料は設けておらず、購入を求められる雰囲気もありませんでしたが、試飲したワインが素晴らしかったため2本購入しました。

伝統ある生産者でありながら、グラヴィティフローを活用した醸造施設や、チューリップ型タンクで効率的に循環させる発酵設備など、近年注目されている技術を積極的に導入している点が印象的でした。

案内をしてくださったマダムは丁寧に時間を取ってくださり、ワイン造りだけでなく、ポムロールの小規模生産者が抱える相続問題まで話題が及び、地域全体が置かれた状況を知る良い機会となりました
訪問ワイナリー2つ目:ポイヤック Château Mouton Rothschild
言わずと知れた五大シャトーの一角。2025年時点では複数の五大シャトーがリノベーション中で、訪問予約が可能だったのはシャトー・ムートン・ロートシルトのみでした。
訪問の約2ヶ月前に公式サイトから問い合わせて予約。現在は月曜から金曜のプライベート訪問のみで、午前・午後それぞれ一組ずつ受け入れているとのことです。醸造施設、カーヴ、ラベルアートの美術館、シャトームートン1グラス&セカンドのプティムートン1グラスのテイスティングが含まれて一人250€でした。

長く続くラベルアートの原画コレクションと、約100メートルに及ぶエイジングセラーは見応えがあり、シャトーの世界観をじっくり味わうことができました。


ラベルアートの原画は写真撮影禁止なので、載せられないのですが、是非その場で味わってほしいです。

テイスティングは案内の方1人対自分たちだけなので、なにかコメントしなきゃ!と少し焦ります笑

有名シャトー外観見学
訪問できるところは限られていますが、有名シャトーは外観だけでも圧巻で車窓からでもその美しさを味わうことができます。Le Pin, Château Margaux, Château Pichon Baron, Château Cos d’Estournelなどは外観のみ見学しました。




ボルドー市内のおすすめワインバー
ワイン委員会がやっているLe Bar à Vinがとても良かったです。予約はできないので、オフシーズンでも並ぶことが多いようですが、しっかり食事をするようなお店ではなく回転は早めなので待つ価値ありです!

運営母体のおかけでお手頃(ほぼ原価ではとおもわれるものもあるほど)にたくさんの種類のボルドーワインがグラスでいただけるとのこと。

フードはシャルキュトリーとチーズのみ。シャルキュトリー、特にパテは肉肉しく脂肪が少なく、ゼリーが多くうまみたっぷりでボルドーの力強い赤ワインとの相性抜群でした♪


巨大コルクのテーブルに座りたかったです笑

ボルドー市内のおすすめワインショップ
ワイナリーツアーのガイドの方に教えてもらい、ワインショップL’Intendant Grands Vins de Bordeauxに伺いました。

螺旋階段の壁沿いにズラーっと鎮座する高級ワインは必見!!


ペトリュスなどの超高級ワインも拝めます。

もちろんお手頃なものもあります。スタッフもフレンドリーに相談に乗ってくれます。
ボルドー市内のおすすめグルメ
Epicentre
モダンビストロ。
メインが選べるプリフィックスランチをいただきました。メニューはフランス語のみですが、英語で説明してもらえました。スタッフのお兄さんが日本好きのようで話が弾みました♪


OST
こちらもモダンフレンチ。

アジアや中東のスパイスを聞かせた創作フレンチが印象的なレストラン。

Le 1925
ちょっと高級なブラッスリー。
牛肉のタルタルを目的に訪れましたが、ラムのコンフィも満足度が高く、品のある味わいでした。食後に余裕があれば、目の前で仕上げてくれるクレープシュゼットも合わせて楽しみたいところです。


チーズ専門店:Fromagerie Deruelle
ボルドー近郊のチーズをはじめ、フランス全土、ひいては世界各国のチーズを取り揃える専門店。ボルドーでは珍しく、日曜に営業しておりありがたかったです。

パテアンクルートや生ハムなども取り扱っています。対応してくれた店員さんは英語でやさしく相談に乗ってくださり、飛行機に乗るということで真空パックも対応いただきました。

ボルドーのワイン博物館
シテ・デュ・ヴァン(Cité du Vin)

見学には少なくとも2時間以上を見込むと、展示を十分に楽しめます。多くのセクションがインタラクティブな構成で、ワインに詳しくない方でも理解しやすい作りです。

チケットについてくる1グラスor 2グラスのワインテイスティングがセットになっています。このテイスティングワインの種類が思ったより豊富で、ボルドーに限らずフランスの他の地域や世界各国日替わり提供されていました。

夕焼け時に展望台テラスで飲むワインは、景色と合わせてゆったりとした時間を過ごせます。

ボルドーの交通情報
空港から市内中心部まではトラムA線で直通のため、移動がスムーズです。ボルドー交通局のアプリを使うと、事前に自分の行動に合わせたチケットを購入でき便利です。
1日券などのチケットでも、乗車のたびに車内の機械でバリデーションが必要です。 今回は72時間券を利用しました。ボルドーのトラムのチケット種類については、日本語で詳細にまとめている以下のサイトが参考になりました。
(ゆ、に聞く)
まとめ
ワインの都と呼ばれるボルドーは、名門シャトー訪問だけでなく、市内のレストランでも多様な料理とワインの組み合わせを楽しめる場所でした。
パリからはやや遠いですが、同じく美食で有名なバスク地方へのアクセスもよく、そちらと組み合わせた旅程を組み立てるのもおすすめです。

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